ホーム » 論争を巻き起こした展覧会 » 1953年ライトアップ展

1953年ライトアップ展

1950年代の日本の芸術に関する新たな解釈を引き出すべく、1996年、目黒区美術館にて「1953年ライトアップ展」が開催されました。この展覧会では、ルポルタージュ絵画が1点も取り上げられず、問題視されました。

平行線を辿る論争

ルポルタージュ絵画とは、記録性を重視した絵画を指します。シュルレアリスム後の方法論として、新たなリアリズム獲得を目指し生まれたのがこのルポルタージュ絵画です。ルポルタージュの作品がひとつ展示されていないことに、画家の池田龍雄が噛みついたのです。しかし、多摩美術大学の峯村敏明教授は、絵画として評価できない作品を展示しないのは当然と反論し、今も尚溝が埋まらない状態が続いています。