イベント情報

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幻惑の楽器 テルミン・コンサート開催

テルミンによる美術館ロビー・コンサート、猛暑日にもかかわらず120人を越すお客様にお楽しみいただきました。

テルミンの音色については、未体験の「摩訶不思議感」と面白がってもいた一方で、そのゆらめく音色に「亡霊出現」のようなうすら寒さを感じた方も多かったようです。しばしの冷感もこの猛暑の中では一興と、お許しください。

奏者の船田奇岑さんの動きも、楽器を奏でるというより、まるであやつり人形師のようでした。テルミンを演奏するには、本体から突き出た2本のアンテナに手を触れることなく、中空の手の位置によって音程と音量を調節しますから、奏者の動きも摩訶不思議なものといえましょう。

TVドラマ「のだめカンタービレ」でフランス留学中ののだめの女友達(ベッキー役)がアパルトマンで弾いていたのも、このテルミンでした。

コンサート終了後、お客様がテルミンに殺到。両手を動かしながらテルミン演奏を体験、という一場もありました。

<銀河万丈の読み語り>

一雨あった土曜の午後、声優・銀河万丈さんによる「読み語り」のイベントを開催。

第一部は、現在練馬区立美術館で開催中の日本画家・船田玉樹展に因んで、玉樹が広島隠棲中の自分を河童になぞらえて日記のように書いた「河童の詩」のうちから数編をさらりと、河童の独白というすべりだし。孤独感のなかにユーモアのある語り口はさすが。次に、東海林さだお作「鑑賞の時間」のくだりは、美術館で絵を前にした時の「ご納得時間」をめぐるお話で、ぐぐっとその世界にひきこまれ、「日本食入門」ではへんな日本語読みの外人に成りすまし、抱腹絶倒の語りに聴衆大笑いの連続、ってな具合。むかし、大相撲の千秋楽で優勝力士に「ヒョウショウジョウ~」と高らかに述べ上げていたパンナムの日本支社長を思い出してしまいました。

さて、第二部は真打さながら和服に早変わりの銀河さんのご登場に、一同歓声と大きな拍手。「五郎冶殿御始末」の話は、明治維新後の武士たちの身過ぎ世過ぎのさまざまを哀感と誇りをただよわせた、大人のいい話。銀河さんの一人語りは、老若男女を何人にも語り分けるというスゴ技。シルベスター・スタローンの「ランボー」やら刑事コロンボの吹き替えなどでおなじみの深みと芯のある声に場内うっとり。話の筋も本当によかった。

終了後のお客さまたちのお顔も満足感でいっぱいでした。次回10月7日(日)をお楽しみに。

幻の古楽器「七弦琴」コンサートを開催

現在開催中の「生誕100年船田玉樹 ―異端にして正統、孤高の画人生。―展」の記念コンサートとして、7月28日に楊鵬さんによる七弦琴コンサートを開催しました。

七弦琴とは、中国の古琴のことで4000年の歴史があります。日本では、奏法が難しくまた音量が小さい楽器であったためか、雅楽の編成にも加えられることなく一度断絶します。その後江戸時代に至り、熊沢蕃山、荻生徂徠らの文人に愛好されましたが、一般には広まることはありませんでした。
現在でも演奏家は極めて少なく、中国でも1000人ほど。楊鵬さんは、その数少ない七弦琴奏者のひとりです。

当日は降りそそぐ猛暑の中、約80名近い皆さんが幻の楽器の音色を楽しまれました。

静かな音色の中に時折感じる情熱は玉樹の作品に通じるものがあったのではないかと思います。

「生誕100年船田玉樹 ―異端にして正統、孤高の画人生。―展」は9月9日まで開催中です。会期中には七弦琴コンサート以外にも、8月25日(日)に玉樹のご子息である奇岑さんによるテルミンコンサートも開催予定です(詳細は展覧会ページをご覧下さい)。

この夏は是非練馬区立美術館までお越し下さい!

             

     

楊 鵬(ヤン・ホウ) 1981年中国江蘇省城州市生まれ。南京芸術学院卒業。水墨画学ぶ。七弦琴は、20歳頃より呉丁師に学ぶ。2009年より日本留学。

期間限定特別企画の緊急告知です!

「鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール アール・デコ、色彩と線描のイラストレーション」展の期間限定特別企画として入場者の皆様に先着でポストカードを差し上げることになりました!詳細は以下のとおりです。

期間:平成24年5月3日から5月6日

プレゼント品:バルビエもしくはラブルール肖像画ポストカードどちらか1枚

先着人数:1,200名

練馬区立美術館は西武池袋線中村橋駅から徒歩3分です。この機会に是非お越し下さい!

特別連続講演会 第2弾!

「鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展」の関連企画、特別連続講演会の第2弾は、高階秀爾先生(西洋美術振興財団理事長、大原美術館館長)をお迎えし、講演会「狂乱の時代-1920年代のフランス美術」を開催しました。当日は約70名の熱心な美術ファンの皆様にお集まりいただきました。

高階先生には、バルビエとラブルールが活躍した1920年代「レ・ザネ・フォル(狂乱の時代)」と呼ばれた時代のフランスの美術についてお話しいただきました。第1次世界大戦が終結し、古典主義的傾向と前衛的傾向が見られた当時の美術動向を、大原美術館のすばらしい収蔵作品の画像を中心に辿っていただきました。

 鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール アール・デコ、色彩と線描のイラストレーションの特別連続講演会は、まだ締め切り前の講演会もあります。皆様のご応募をお待ちしております!

鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展 特別連続講演会

特別連続講演会 第1弾!

「鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展」の関連企画、特別連続講演会の第1弾として鹿島茂さんによる講演会「好きなものは、何でも蒐めたい!-コレクションの楽しみ」を開催しました。

抽選に当選した70名以上の皆さんを前に、コレクションに関するお話を、ときに楽しく、ときに深く、披露してくださいました。

また講演会の後、鹿島さんのサイン会も開催しました。お疲れの様子も無く、皆さんとの対話を楽しまれているようでした。

↑サイン会には長蛇の列が!

特別連続講演会は鹿島さん第2回講演会(第2回講演会でもサイン会を予定しています)のほか、深井晃子さん、鈴木晶さんの講演会が現在も募集中です。まもなく締め切りの講演会もありますので、興味のある方はお早めにご応募下さい!

鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展 特別連続講演会

森の住人になった!!

10月15・16日の2日間、練馬区立軽井沢少年自然の家ベルデ軽井沢にて、

<ベルデ軽井沢お泊りワークショップ>森の住人になろう!! 開催しました!

作家の大小島真木さん、 ダンサーの高須賀千江子さんとともに、仮面を作ったり物語を考えたり。

 

仮面をつけて森に入ることで、より森自体を全身で感じることができたのでしょうか、大人も子どもも素敵な仮面と物語、そして楽しい思い出が生まれました。

当日の詳しい様子は美術館の教育普及記録をご覧ください。

 大小島さんのホームページベルデのブログでもご紹介いただいています。

磯江毅展関連イベント 逢坂剛講演会「スペインの昨今」

台風が通り過ぎた後、一時の厳しい暑さはなくなりましたが、それでもまだまだ蒸し暑い日が続く中、7月23日に作家・逢坂剛さんの講演会が行われました。

これは現在開催中の「磯江毅展」の関連イベントとして催されたもので、美術ファンだけでなく、逢坂剛さんのファンがたくさん集まりました。

逢坂さんは若い頃からフラメンコギターにのめりこみ、プロはだしの腕前であることは、知る人ぞ知るところです。

そんな逢坂さんが初めてスペインを訪れたのは、1971年、20歳代後半のことでした。

グラナダに行ったとき、食事に入った店で、ギターを弾いていたおじいさんがあまりにも下手だったので、「俺に弾かせろ」とギターを借りて、演奏を始めたそうです。外国人など珍しかったと思われる時代に、いきなりフラメンコギターを弾きこなす東洋人が現れて、スペインの人たちもさぞかしびっくりしたことでしょう。するとその場にいたフラメンコの歌手が、「俺がカンテをやるので、伴奏をやれ」と声をかけてきました。

カンテ(歌)に合わせて伴奏をするのは初めての体験だったそうですが、意外にも、とてもうまくいったそうです。

スペイン語で「ドゥエンデ」という言葉があって、「精霊」とか「鬼」という意味だそうですが、アンダルシア地方では、「美の女神」「歌や踊りの神秘的な魔力」というような意味で使われています。

逢坂さんは「一芸に打ち込んでいると、ドゥエンデが来る瞬間があるというが、あの瞬間がそうだったのかもしれない」と回想していました。

当時のスペインはフランコ政権末期でしたが、スペインの人たちは人情が厚く、古き良き日本を思わせるものがあり、ますますスペインが大好きになったそうです。

磯江氏がスペインに渡ったのは1974年。その頃のスペインがどんな様子だったのか垣間見える楽しいお話の数々でした。

当日はギターの演奏はありませんでしたが、いつか機会があったら美術館の中央ロビーで演奏していただきたいものです。

ところで、逢坂さんはいつでもギターが弾けるように、爪のお手入れを欠かさないそうです。最近若い女性に流行りのジェルネイルがとても良いそうですよ。

練馬区立美術館では現在「磯江毅=グスタボ・イソエ」展を開催中です。磯江氏の作品もドゥエンデが宿っていると思わせるものばかりです。10月2日まで開催していますので、ぜひご来館ください。

トコトコと

5月14日(土)は浜田涼さんの展示室にて「トコトコ美術館」を開催しました。

3歳から6歳の子どもたちと保護者の方5組限定の鑑賞プログラムです。

美術館の展示室を楽しんでもらうことを目的としています。

今回のテーマは「もののかたち」

美術館の約束を聞いた後、まずは人のかたちを探しながら各自作品鑑賞。

人のかたちを発見したあとは、絵本で食べ物のかたちをみてみます。

今回読んだのは、こにしえいこさんの『まるくておいしいよ』です。

次は工作。

画用紙の表に好きな食べ物の絵を描いて、裏にはその食べ物のかたちに切りぬいた黒い画用紙を貼ります。

最後に自分の作ったカードでかたち当てゲームをして、

参加証を渡しておしまいです。

楽しんでもらえたかな。

来週は斉藤由香さんの講演会があります。

お楽しみに。

ひとつ目小僧のようなかわいらしさ

―キャッチフレーズ、ロゴ・マーク導入記念シンポジウム―

 4月の本欄でもお伝えしましたが、美術館では、キャッチフレーズロゴ・マークを導入し、入口・案内の看板やポスター・パンフレットなどに活用しています。

 この導入を記念したシンポジウム「キャッチフレーズ、ロゴ・マークのいま」を、5月13日に開催しました。キャッチフレーズの作成委員に参加いただいた古居利康さん、ロゴ・マークの選定委員に参加いただいた葛西薫さんとナガクラトモヒコさん、そして、公募したロゴ・マークの最優秀作品に選ばれた和久井遥さん(日本大学芸術学部大学院)をお迎えして行ったものです。

 見出しの言葉は、和久井さんの作品の印象を葛西さんが「ひとつ目小僧のようなかわいらしさが脳裏に焼き付いて忘れられなくなった」と語ったもの。葛西さんとナガクラさんには、ロゴ・マークを展開したつぎのようなキャラクターも提案していただいています。新たなミュージアムキャラ、グッズとして展開していきたいと考えています。

 キャッチフレーズ、ロゴ・マークの必要性について、古居さんは、「企業や組織は人がふえるほどさまざまな考えが出てくる。しっかりしたキャッチフレーズやロゴ・マークがあると、原点に立ち返って目標を失わずにすむ」と語っています。

 シンポジウムに参加した方からは、「普段、何気なく目にしているロゴ・マークも、その裏には作者の並々ならぬ努力と深い思いがあることを知った。これからは、興味深くいろいろなキャッチフレーズ、ロゴ・マークをみていきたい」という感想も聞かれました。

【パネラー紹介】

 葛西 薫(かさい かおる)氏

 1949年札幌生まれ。サントリーウーロン茶、ユナイテッドアローズなどの長期にわたる広告制作のほか、近作に、SUNTORY、サントリー美術館、六本木商店街の新CIのディレクション、TORAYACAFEの一連のグラフィックワーク、鹿島建設TORANOMONTOWERSのサイン計画などがある。1999年ADCグランプリ、1998年毎日デザイン賞、1999年講談社出版文化賞ブックデザイン賞など受賞。
葛西薫展(1992年、ggg/2007年、G8、G&G)実施。著書に、「葛西薫の仕事と周辺」(六耀社)など。

 ナガクラトモヒコ氏

 1956年東京生まれ。そごう・西武百貨店「夏市・冬市」の広告。RECRUIT、NTTDoCoMo「i-MODE」、NHK「からだであそぼ」、サントリー美術館などのロゴタイプデザイン。JAGDA年鑑、TCC年鑑、猪本典子著「修道院のレシピ」などのブックデザイン、福山雅治、内田有紀等のCDジャケットデザインと広告など。1990年日本グラフィックデザイナー協会新人賞、1992年、94年、96年朝日広告賞部門賞、2006年装幀コンクール「日本書籍出版協会理事長賞」など受賞。

 古居 利康(ふるい としやす)氏

 1957年生まれ。コピーライターとしてサントリー、大和ハウスグループ、キャノン、大和証券、BOSE AUTOMOTIVE、三菱地所、日進オイリオほかを担当。2002,05,06年毎日広告デザイン賞。2004,05,06年朝日広告賞。2007年消費者のための広告コンクール・経済産業大臣賞などを受賞。

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