Archive for 9月, 2010

稲垣兄弟展・池大雅展 注目度が上昇中です

美術ファンの皆さんにはおなじみの番組「美の巨人たち(テレビ東京系)」9月25日(土)午後10時放送分(BSジャパンは9月26日(日)午後5時30分から)に、稲垣仲静の≪猫≫が取り上げられます。

仲静の≪猫≫は展覧会ポスターやチラシにも使われている作品で、もちろん今回の稲垣仲静・稔次郎兄弟展にも展示されています。

以下BSジャパンの番組紹介サイトより引用です。

「今日の一枚は、稲垣仲静作『猫』。わずか25歳で夭折した謎多き画家による一枚です。一匹の猫が、朱色の座布団に端座している様子が描かれています。大正時代、新しい日本画のかたちを模索していた仲静は、やがて絵の題材を擬人化させることによって自分なりの個性を絵に表そうとしました。ではこの「猫」は何を象徴したものなのでしょうか?

その謎を解く手掛かりは、日本画であれば本来は余白であるはずの背景に描かれていました。」

当館の学芸員も取材を受けています。ぜひご覧下さい!

                

また同時開催の一点だけの特別観覧「初公開!池大雅の水墨山水画」も各紙で大きく取り上げられています。                                

読売新聞8月21日夕刊、朝日新聞8月30日朝刊毎日新聞9月1日夕刊など

池大雅の貴重な作品であることはもちろんのこと、時代小説作家の五味康祐氏の所蔵であった点も注目されているようです。その影響か、関東以外の方からもお問い合わせをいただいています。

各マスコミも注目の両展覧会は10月24日まで開催、共通チケット(一般500円)でどちらも観覧できます。展覧会グッズも多数取り揃えています(グッズについては後日ブログでご紹介の予定です)ので、この機会にぜひ練馬区立美術館にお越しください!!

ギャラリートークを動画でご覧下さい④

7月25日に行われた中村宏さんによるギャラリートークの動画第4弾です。↓

ギャラリートークの動画もこれで最後です。

計3回行ったギャラリートークは毎回たくさんの方にお集まりいただきました。9月5日の展覧会最終日のトークにも80名以上の方に参加いただき、最終日にふさわしい雰囲気で展覧会を終えることができました。

現在は稲垣仲静・稔次郎兄弟展一点だけの特別観覧「初公開!池大雅の水墨山水画」を開催中です。

こちらもトークなどイベントを開催予定ですので是非練馬区立美術館へお越しください!

「稲垣仲静・稔次郎兄弟展」「池大雅の水墨山水画展」いよいよ開幕です!

9月14日からの展覧会オープンに先立ち、本日、記者の皆様向けに内覧会と説明会を行いました。

説明会では当館館長からの挨拶のあと、当館学芸員から「稲垣仲静・稔次郎兄弟展」のみどころ説明があり、最後に東京大学教授佐藤康弘先生より池大雅≪比叡山真景図≫についての作品解説がありました。佐藤先生からは≪比叡山真景図≫との出会いから、作品に対する思いまで熱く語っていただきました!

「稲垣仲静・稔次郎兄弟展」「一点だけの特別観覧 初公開!池大雅の水墨山水画」は9月14日(火)から10月24日(日)まで開催です。開催中はギャラリートークやコンサートなどのイベントも行う予定です。詳しくは下記のリンクをご覧下さい。

稲垣仲静・稔次郎兄弟展

一点だけの特別観覧「初公開!池大雅の水墨山水画」

皆様のお越しをお待ちしております!

拡大!美術館

「トコトコ美術館」がただただ展示室に親しんでいただくことを目的としているのに対し、

「拡大!美術館」はモノをよく観ることの練習をする、ちょっと難しい面もあるプログラムです。対象は文章が書けるようになる2年生から。

いつも見ているものでも、数秒前に見たものでも、意外と私たちは「観て」いないことが多い、と思った経験はありませんか?「拡大!」のはじめには「受付さんはどんな服装をしていましたか?」と聞くのですが、みんな曖昧。

そこで展示作品を使ってモノを集中して観る練習をしようというわけです。

そのために用いる方法が「ディスクリプション」。

といっても難しいものではなく、作品に描かれているものを箇条書きで書き出していく作業なのです。

中村宏展に関連して7月31日と8月7日に開催した拡大!のテーマは、トコトコと同じく「マシン」!

自分の好きな作品の機械を記述。最後にそれを読み上げ、どの作品について描かれたものか皆で当てるちょっとしたゲームの要素もあります。

「拡大!美術館」の様子はこちらからもご覧いただけます。

トコトコ美術館!

練馬区立美術館では、年に数回「トコトコ美術館」を開催しています。

「トコトコ美術館」とは、

3歳から小学1年生とその保護者の方を対象とした、展示室に親しんでもらうためのプログラム。

「展示室に親しんでいただく」ために、1時間全て展示室で過ごします。

毎回テーマを設け、それに沿って「作品鑑賞」「絵本読み聞かせ」「工作またはお絵かき」を行います。

7月31日(土)と8月7日(土)の、中村宏展に関連して行われたトコトコのテーマは「マシン」!

ポスターにも使われた《似非機械》の絵をヒントに、いろんな機械が出てくる『ものぐさトミー』の絵本を見たあと、段ボールなどで手に装着する機械を親子で作りました。

このプログラムは、常連さんもいますがほとんどが「美術館は始めて!」という子ばかり。

終了後、親子でゆったりと作品を観ながら帰っていく姿を観るのがいつも楽しみなプログラムです。

トコトコ美術館の様子はこちらからもご覧いただけます。

ワークショップ「中村宏連続絵画」

7月30日(金)と8月8日(日)の2回、

中村宏関連ワークショップ「連続絵画」が開催されました。

「連続絵画」とは、

まず展示作品のコピーと白い画用紙を交互につなぎながーい一枚の紙を作ります。

一人一枚の画用紙を担当。

すると自分の担当の画用紙の両側には異なる絵画作品が。

この2作品をつなぐ絵を、白い画用紙に描いていくのです。

作品は展示室での順番通りになっています。

こうすることで

「一つの作品を観るのも楽しいけれど、展覧会というたくさんの作品をひとところに見せる場もおもしろい」

と考えてもらえればうれしいなと思います。

同時に、

作品をよく観ること、他人のことを考えながら制作すること、

こうしたことも大事にしたいと考えています。

両日の様子はこちらからもご覧いただけます。