Archive for 7月, 2011

磯江毅展より高性能LED照明を導入しました

練馬区立美術館では現在開催中の特別展 磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才より高性能のLEDスポットライトを導入しています。このスポットライトの導入は都内で初となります。

これまで美術館用のスポットライトには、当館も含めハロゲン照明や蛍光灯が使用されてきました。しかし、ハロゲン照明は発熱量が多く、蛍光灯は紫外線量が多いため、美術作品保護のため万全の照明とは言いがたい状況でした。

また、エコ照明として知られているLEDは、発熱量・紫外線量も低く、美術作品を保護できる照明として期待されてきましたが、発色に問題があり実用化は困難とされてきました。

そこで登場したのが今回導入したスポットライトです。

LED照明の弱点であった発色の問題(演色度が低い)を4色(赤緑青白)のLEDをブレンドすることによりカバー。それにより、自然光に近い高演色度の光を創り出すことが可能になり、作品本来の色を表現することが出来るようになりました。もちろん消費電力もハロゲン照明の1/4に抑えられます。

以下当館学芸員のコメントです。

「ようやく理想的な照明に出会えた、という感じです。

磯江毅展から導入した新開発のLEDスポットライトは、美術館用に作られただけあって色ムラがまったくなく透明感がありますので、よりクールに作品の隅々まで透き通るようによく見えます。

とりわけ昼間の光の中で制作された磯江の作品は、白がより白く美しく見えるように思います。女性ヌードを描いた「深い眠り」という作品では、皮膚の肌理(きめ)まで判別可能です。

また絵の内容や使われている絵具によって、光の色味を微妙に変えられますので、個々の作品の個性を100%引き出してくれています。

この夏、光の未体験ゾーンに是非お越しください」

皆さんもLEDスポットライトのもと作品を鑑賞したくなってきたのではないでしょうか(⌒-⌒)

特別展 磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才は10月2日(日)まで開催中です。皆さんのお越しをお待ちしております!

N+N展最終日 ワークショップを開催しました

本日は「N+N展2011」の最終日。

午後から子どもたちを対象にワークショップを開催しました。日藝の鞍掛純一先生といっしょに、こんなにカラフルなハリガネを素材に動物やお花を作ります。

蒸し暑い中、美術館の入り口にしつらえたスペースで、汗だくになりながらモノ作りに熱中する参加者たち。子どもたちの集中力、すごいです。ワークショップを支えてくれた日藝美術学科のボランティア・スタッフもびっくりするほど、つぎつぎと「ハリガネ動物」を産み出し、旺盛な創作意欲をみせます。総勢49名の参加者が集まりました。

こちらは、ワークショップに参加してくれた銀蔵くん(左)と剛くん(右)。できあがったペンギンや大きなトラを手に、いい表情です。

このあと、皮ひもを通してペンダントにしたり、オブジェとして飾れるように足を曲げたり工夫しました。暑かったけど、がんばったね!N+N展2011もゆっくりと見て、楽しんでくれたようです。

展覧会も最終日らしく活気のある幕引きとなりました。また来年のN+N展をお楽しみに!!

「N+N2011展」ただいま開催中です!

日大藝術学部美術学科との共催による展覧会も今年で3回目。絵画・版画・彫刻出身の若手作家を中心に「生命をみつめる」というテーマで作品を発表しています。

 

カエルやカマキリをモティーフにした彫刻、花咲く植物や小さな昆虫を克明に描いた絵画作品など、生き生きとした力強い作品が並びます。また今回は、写真、映画、デザインが加わり、一層見ごたえのある企画展になっています。

              

 6月25日(土)には出品作家が集まり、「生きているって何だろう:生命を見つめて」というテーマでシンポジウムが開かれました。3.11を経験し、作品を生み出す美術家たちが向き合う今の思いが語られました。

             

さて、来る7月3日(日)13:00~15:00は、ワークショップを開催します。針金で身につけられる生きものを作ります。講師は、出品作家の鞍掛純一氏。この時間に来てくれれば、参加自由。材料費も無料!この日は展覧会最終日です。こどもから大人まで、ご来場お待ちしております。