Archive for 9月, 2012

「棚田康司-たちのぼる。」展 レセプションを開催しました。

厳しい残暑の続く9月15日に「棚田康司-たちのぼる。」展のレセプションを開催しました。

開会式は今回の展覧会のタイトルにもなった作品≪たちのぼる-少年の場合≫を前にして行いました。

開会式での棚田康司さんのご挨拶では、東京の美術館では初となる展覧会についてご自身の思いを語っていただきました。

その後の鑑賞会では、皆様食い入るように棚田さんの作品をご覧になっていました。

「棚田康司-たちのぼる。」展は9月16日(日)から11月25日(日)まで練馬区立美術館で開催中です。

皆様のお越しをお待ちしております!

幻惑の楽器 テルミン・コンサート開催

テルミンによる美術館ロビー・コンサート、猛暑日にもかかわらず120人を越すお客様にお楽しみいただきました。

テルミンの音色については、未体験の「摩訶不思議感」と面白がってもいた一方で、そのゆらめく音色に「亡霊出現」のようなうすら寒さを感じた方も多かったようです。しばしの冷感もこの猛暑の中では一興と、お許しください。

奏者の船田奇岑さんの動きも、楽器を奏でるというより、まるであやつり人形師のようでした。テルミンを演奏するには、本体から突き出た2本のアンテナに手を触れることなく、中空の手の位置によって音程と音量を調節しますから、奏者の動きも摩訶不思議なものといえましょう。

TVドラマ「のだめカンタービレ」でフランス留学中ののだめの女友達(ベッキー役)がアパルトマンで弾いていたのも、このテルミンでした。

コンサート終了後、お客様がテルミンに殺到。両手を動かしながらテルミン演奏を体験、という一場もありました。

<銀河万丈の読み語り>

一雨あった土曜の午後、声優・銀河万丈さんによる「読み語り」のイベントを開催。

第一部は、現在練馬区立美術館で開催中の日本画家・船田玉樹展に因んで、玉樹が広島隠棲中の自分を河童になぞらえて日記のように書いた「河童の詩」のうちから数編をさらりと、河童の独白というすべりだし。孤独感のなかにユーモアのある語り口はさすが。次に、東海林さだお作「鑑賞の時間」のくだりは、美術館で絵を前にした時の「ご納得時間」をめぐるお話で、ぐぐっとその世界にひきこまれ、「日本食入門」ではへんな日本語読みの外人に成りすまし、抱腹絶倒の語りに聴衆大笑いの連続、ってな具合。むかし、大相撲の千秋楽で優勝力士に「ヒョウショウジョウ~」と高らかに述べ上げていたパンナムの日本支社長を思い出してしまいました。

さて、第二部は真打さながら和服に早変わりの銀河さんのご登場に、一同歓声と大きな拍手。「五郎冶殿御始末」の話は、明治維新後の武士たちの身過ぎ世過ぎのさまざまを哀感と誇りをただよわせた、大人のいい話。銀河さんの一人語りは、老若男女を何人にも語り分けるというスゴ技。シルベスター・スタローンの「ランボー」やら刑事コロンボの吹き替えなどでおなじみの深みと芯のある声に場内うっとり。話の筋も本当によかった。

終了後のお客さまたちのお顔も満足感でいっぱいでした。次回10月7日(日)をお楽しみに。