磯江毅展より高性能LED照明を導入しました

By neribi | 2011 年 7 月 22 日

練馬区立美術館では現在開催中の特別展 磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才より高性能のLEDスポットライトを導入しています。このスポットライトの導入は都内で初となります。

これまで美術館用のスポットライトには、当館も含めハロゲン照明や蛍光灯が使用されてきました。しかし、ハロゲン照明は発熱量が多く、蛍光灯は紫外線量が多いため、美術作品保護のため万全の照明とは言いがたい状況でした。

また、エコ照明として知られているLEDは、発熱量・紫外線量も低く、美術作品を保護できる照明として期待されてきましたが、発色に問題があり実用化は困難とされてきました。

そこで登場したのが今回導入したスポットライトです。

LED照明の弱点であった発色の問題(演色度が低い)を4色(赤緑青白)のLEDをブレンドすることによりカバー。それにより、自然光に近い高演色度の光を創り出すことが可能になり、作品本来の色を表現することが出来るようになりました。もちろん消費電力もハロゲン照明の1/4に抑えられます。

以下当館学芸員のコメントです。

「ようやく理想的な照明に出会えた、という感じです。

磯江毅展から導入した新開発のLEDスポットライトは、美術館用に作られただけあって色ムラがまったくなく透明感がありますので、よりクールに作品の隅々まで透き通るようによく見えます。

とりわけ昼間の光の中で制作された磯江の作品は、白がより白く美しく見えるように思います。女性ヌードを描いた「深い眠り」という作品では、皮膚の肌理(きめ)まで判別可能です。

また絵の内容や使われている絵具によって、光の色味を微妙に変えられますので、個々の作品の個性を100%引き出してくれています。

この夏、光の未体験ゾーンに是非お越しください」

皆さんもLEDスポットライトのもと作品を鑑賞したくなってきたのではないでしょうか(⌒-⌒)

特別展 磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才は10月2日(日)まで開催中です。皆さんのお越しをお待ちしております!